香りを持続させたいんだけど、1番長く持つのはどれ?
このような疑問を持ったことはありませんか?
フレグランスと言えば、ディフューザーや芳香剤、キャンドルやアロマオイルなど、様々な製品が存在します。
しかし、「どれを選べば良いのかイマイチ分かっていない…」という方も多いと思います。
この記事では、
- 香りの持続時間が最長なのはどれ?
- 芳香剤とディフューザーの違いは?
- 香りが長持ちする製品ってどんなもの?
このようなお悩みに答えていきます。
目的や用途に合わせた選び方や、それぞれのフレグランスの特徴をまとめました。
フレグランスの正しい選び方を知りたい方、部屋の良い香りを持続させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
キャンドルの特徴と役割
キャンドルは、火を灯すことで温かみのある光の演出がされ、それがとても美しく魅力的です。
一般的には火を灯して使用することが多いですが、
キャンドルウォーマーを使って、煙を出さないように使用する方法もあります。
また、そうすることで地震などの災害が起きた場合にも、他のものに点火する可能性を未然に防ぐことができます。
・デザインやカラーが豊富で楽しめる
・香りの種類も沢山ある!
・大きさが様々で、丁度良い大きさを選べる
実は、キャンドルには心を安らげる効果があるんです。
キャンプファイヤーなどの経験がある方、炎の揺れ動く様子を見ていると、心が落ち着くような気分になったことはありませんか?
あれって実は、”気のせい”ではないんです!
実際に、炎のゆらぎには「リラックス効果」があると認められています。
原理を解説しますと、
炎の、揺らぎの持つ波動というのは、私たちの心臓の音や波などと同じ動きを持つのです。
その為、そのリズムが心地良く感じられ、脳がリラックスするという背景があるんです。
これを知ると、キャンドルがより1層魅力的なアイテムに見えてきませんか?
キャンドルウォーマーでキャンドルを使用している方も、たまには火をつけて使用してみてほしい!
ディフューザーの特徴と役割
ここで言うディフューザーとは、スティックをリキッドに浸して香りを拡散させる製品、つまり「リードディフューザー」のことを指しています。
リードとは、容器に挿すスティックのことで、
部屋全体に柔らかな香りが広がるのが特徴です。
また、火や電気を使わないため安全に使用できます。
香りの強さはスティックの本数で調整が可能です。
そもそもディフューザーに付いているスティックには、どんな役割があるの?
スティック(リードとも言う)が、容器の中に入ったアロマなどを吸収することで、香りが拡散される仕組みになっています。
そのため、香りを強めたい時はスティックを増やし、
香りを弱めたい時には、減らして使用することができるので、大変便利なのです。
・香りの強さを調整できる
・インテリアとしても映える
・長持ちするものだと、半年香りが保つものもある
また、
ディフューザーには、中身が見えないものとガラス容器のものがありますが、
最近では、そのガラス容器の中に生花が入っているものや、スティックの部分に装飾が付いたものもあります。
オシャレだと見栄えも良くて、部屋に置きたくなるね!
芳香剤の特徴と役割
芳香剤は悪臭を消すことを主な目的としたアイテムで、トイレや玄関、靴箱などに使われることが多いです。
悪臭を消すだけの無香料タイプと、悪臭を吸い込み、特定の香りを広げてくれるタイプのものがあります。
また、キャンドルやディフューザーと比較すると、安価で手に入れられるものが多いため、
香りを定期的に変えたい方や、色々な香りを試したい方には良いですね。
・安く手に入る
・開封してから特別な手間が必要ない
・コンパクトで設置場所に困らない
芳香剤のリードタイプとは
実は、芳香剤にもリード(容器をスティックに挿す)タイプがあります。
じゃあ、ディフューザーと芳香剤って何が違うの?
ディフューザーと芳香剤の違いは、主に以下の点にあります。
- 目的と使用方法
- 持続時間と強さ
- 香りの種類
- 形状やデザイン
「ディフューザー」は、精油や香りを拡散することを目的としていて、主にアロマテラピーやリラクゼーションの為に利用されます。
それに対して「芳香剤」の主な目的は、空間の消臭や香り付けにあります。
特定の香りを強く発散することで、悪臭を抑えたりリフレッシュ効果を得たりするために使用されます。
ディフューザー
- 芳香剤に比べると香りの強さは控えめ
- デザイン性が高くインテリアにも適する
- 持続時間は長い
- リラックス効果が期待できる
芳香剤
- 広範囲に拡散するための強い香り
- 瞬時に強い香りを広げる
- 持続時間は短め
- 低価格の物が多い
リードディフューザーは、香りが広がる仕組みを最大限に活用するため、容器の大きさ・デザインやリードスティックの材質にもこだわっていて、持続性を高めるように設計されています。
芳香剤のリードタイプは、同様の仕組みを使っていても、持続力よりも手軽さや価格を重視していることが多いです。
比較してみると、似ているように見えても明確な違いが見えてきますよね。
ぜひ、これらを参考にして、目的や用途に応じた使い分けをしましょう。
センサータイプ
最近では、センサーで反応するものや、プラグインタイプの製品もあります。
センサータイプの芳香剤は、その名の通り、製品にセンサーが付いていてそれに反応して作動します。
人が近づいたり動きを感知すると、自動的に香りを放出する仕組みです。
センサータイプは、充電式よりも、電池式のものが多いです。
センサータイプのメリット、デメリット
センサータイプの芳香剤のメリットとデメリットはこのようになります。
メリット | デメリット |
---|---|
・持続性 ・経済性 ・エコ | ・省エネ・不要なタイミングで香りが放出される可能性がある | ・電池交換が必要
必要な時にだけ香りを放出するという側面は、とてもエコロジカルです。香りの消費が抑えられ、無駄が少ないため製品の持ちも良いです。
また、使い切るまでの間に手動で操作する必要が全くないため、手間も省けます。
プラグインタイプ
プラグインタイプの芳香剤は、電源コンセントに差し込んで使用します。
電気の力で部屋の中に香りをグワッと広げてくれます。
常に一定の香りを持続して放出し続けてくれるので、使用中に香りがしなくなってしまうという悩みが生まれることはほとんどありません。
カートリッジ交換タイプ(本体に容易に着脱することができる交換用の部品)なので、香りを切りかえたり、リフィルを使うことができる点は簡単でオススメできます。
プラグインタイプのメリット、デメリット
プラグインタイプのメリットとデメリットは以下です。
メリット | デメリット |
---|---|
・広範囲に拡散 ・手間が少ない ・スペースを取らない | ・持続的な香り・好みの香りじゃない場合、香りがキツく感じることもある | ・コンセント付近にしか設置できない
コンスタントに香りを放出することで、長時間に渡って香りが持続します。
「部屋を常に良い香りに保ちたい」と思っている場合にはとても適していると言えます。
持続的に香りを放出するというのは、このプラグインタイプの持つ最大の魅力でもあるのですが、
香りが好みのものでないと、逆に香りがキツく感じてしまうというデメリットもあります。
つまり、好きな香りを見つけ出せたら最強かも知れない…!
センサーかプラグイン、どっちのタイプを使用すべき?
どちらが良いかは、活用目的に寄ります
センサータイプが向いている場合
- 短時間滞在する所の香りを変えたい
- 瞬間的に香りを感じられれば良い
- 省エネを重視したい
センサータイプは一時的に香りを放出することから、リビングや書斎などには適していないかもしれませんが、
だからこそ滞在時間が少ない場所によって設置しておくことで、無駄なく使用することができます。
プラグインタイプが向いている場合
- リビングや寝室で使いたい
- 持続的に香りを楽しみたい
- 香りを途絶えさせたくない
広い空間では、香りが中々広まらなかったりすることがあります。
持続的に香りを維持できるプラグインタイプは、そのような、広い空間で使いたい時におすすめです。
それぞれの特徴を考慮し、利用時間や香りの強さ、持続時間などに合わせて選ぶのが良いですね。
1番長持ちするフレグランスはどれ?
では、香りの効果が1番長持ちするフレグランスは一体どれなのでしょうか?
香りをなるべく持続させたい場合、出来るだけ香りが濃いまま長持ちする物を選びたいですよね。
そんな時に、どの製品を選べば良いのかを
以下にまとめていきます。
ディフューザーの持続時間
ディフューザーはどれくらい長持ちするのでしょうか?
一般的には、1.5~3ヶ月間香りを保つ物が多いです。
容器にスティックを挿して使用するリードディフューザーは、液体の容量やスティックの本数によって香りの持続時間も変化します。
液体の量が多ければ、その分香りが持続します。
しかし、小さな容器の場合は液体が早く蒸発してしまうため、香りの持続時間は短くなります。
リードの本数によっても持続時間や香りの強度が変化します。
リード(スティック)の本数が多いと、香りを吸い上げて拡散する量が増えるため、香りが強く長く持続するのです。
つまり、
- 容器が大きい
- 液体量が多い
- リード(スティック)が多い
これらの条件を満たす製品ほど、香りの強さを維持したまま、長期間使用することができるでしょう。
しかし、リードの本数が多すぎると香りが強すぎてしまうこともあるため、バランスが重要です。
香りの強度に合わせて、リードの本数を調整して楽しもう
キャンドルの持続時間
キャンドルは大きさの種類も様々で、勿論、そのサイズによっても燃焼時間が大きく変わっていきます。
直径が大きいほど芯が太くなるため、燃焼時間が早くなることがありますが、同時に表面積が大きい分、全体の燃焼時間は長くなります。
そのため、どうしても一概に言うことはできませんが、以下が一般的な燃焼時間です。
・小型(100~200g) : 約20~40時間
・中型(300~400g) : 約50~70時間
・大型(500g以上) : 約80~120時間
ピラーキャンドルとは、円柱の形をしたキャンドルで、様々な容器やスタンドに適した製品です。
・小サイズ(100~150g) : 約20~30時間
・中サイズ(300~400g) : 約50~70時間
・大サイズ(500g以上) : 約80~120時間
ジャーキャンドルとは、元からガラスなどの容器に入ってる製品です。
具体的な燃焼時間は素材や芯の質によっても左右されますが、基本的にはキャンドルのサイズが燃焼時間に影響を与えることに間違いはありません。
キャンドル自体は、使用している時以外で容量が減ることはないため、「使い方によっては、最も長持ちする」という考え方もできるかもしれません。
芳香剤の持続時間
リードを挿して使うタイプの芳香剤は、2週間~1ヶ月程香りが持続します。
・リードタイプ : 2週間~1ヶ月
・固形・ジェルタイプ : 数週間~1ヶ月
・スプレータイプ : 数時間~1日
リードタイプの芳香剤は、リードディフューザーと比較しても香りの持続時間は劣ることが多いです。
香りは比較的早く感じられるものの、持続力はリードディフューザーほど強くない場合があります。
しかし、その分安い価格で手に入れやすいため、
短期的に香りを変更し手楽しみたい方は、芳香剤を選ぶのがおすすめと言えるでしょう。
目的に応じた使い方をしよう
持続時間別にまとめると、以下のようになります。
- リードディフューザー : 1.5~3ヶ月
- リードタイプの芳香剤 : 2~4週間
- 固形タイプの芳香剤 : 数週間~1ヶ月
- スプレータイプの芳香剤 : 数時間~1日
- キャンドル サイズ大 : 20~40時間
- キャンドル サイズ中 : 50~70時間
- キャンドル サイズ小 : 80~120時間
ディフューザー、芳香剤、キャンドルのそれぞれにある異なる特徴をご理解いただけましたか?
ディフューザーはインテリア性も高く、香りも持続性があるのに対し、
芳香剤は、香りが強く早く出ることが特徴的で、値段も安く済む商品が多いです。
キャンドルは使いたい時にだけ香りを楽しめるところがポイントで、他の2つにはない、炎の演出を楽しめる点も魅力的です。
それぞれの特徴を活かし、目的に合った使い方をしましょう。